ターゲットの直接ファイルと推移的ファイルに関する一般的な情報を提供するプロバイダ。ルールタイプごとにこのプロバイダがあります。ルールの実装関数で明示的に返されない場合でも、このプロバイダは存在します。各 DefaultInfo
インスタンスには次のフィールドがあります。
files
files_to_run
data_runfiles
default_runfiles
メンバー
DefaultInfo
DefaultInfo DefaultInfo(files=None, runfiles=None, data_runfiles=None, default_runfiles=None, executable=None)
DefaultInfo
コンストラクタ。
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
files
|
depset、または None 。デフォルトは None です。 このターゲットが bazel コマンドラインで指定されたときにビルドするデフォルトの出力を表す File オブジェクトの depset 。デフォルトでは、すべての事前宣言された出力です。 |
runfiles
|
runfiles、または None 。デフォルトは None です。このターゲットが実行時( run コマンドまたはツール依存関係として)に必要とするファイルを記述する runfiles 記述子。 |
data_runfiles
|
runfiles。または None 。デフォルトは None です。 このパラメータの使用は避けることをおすすめします(「避けるべき runfiles 機能」を参照) data 属性を介して依存関係にある場合に、このターゲットの実行に必要なランファイルについて記述するランファイル記述子。 |
default_runfiles
|
runfiles。または None 。デフォルトは None です。 このパラメータの使用は避けることをおすすめします(「避けるべき runfiles 機能」を参照) data 属性以外の属性を介して依存関係にある場合に、このターゲットの実行に必要なランファイルを表すランファイル記述子。 |
executable
|
ファイル。または None 。デフォルトは None です。 このルールが executable または test とマークされている場合、これはターゲットを実行するために実行されるファイルを表す File オブジェクトです。デフォルトでは、事前宣言された出力 ctx.outputs.executable ですが、別のファイル(事前宣言されているかどうかにかかわらず)を明示的に渡すことをおすすめします。 |
data_runfiles
runfiles DefaultInfo.data_runfiles
data
依存関係属性であるという条件で実行されるときに必要なファイルを記述する runfiles ディスクリプタ。ほとんどの場合、代わりに default_runfiles
パラメータを使用します。詳しくは、「回避すべき runfile の機能」をご覧ください。None
を返すことがあります。default_runfiles
runfiles DefaultInfo.default_runfiles
run
コマンドまたはツール依存関係として)を記述する runfiles 記述子。None
を返すことがあります。ファイル
depset DefaultInfo.files
File
オブジェクトの depset
。デフォルトでは、すべての事前宣言された出力です。None
を返すことがあります。files_to_run
FilesToRunProvider DefaultInfo.files_to_run
FilesToRunProvider
オブジェクト。None
を返すことがあります。