このオブジェクトは、実行フェーズで読み取りまたは書き込みを行うファイルまたはディレクトリを表すために、分析フェーズで作成されます。これはオープン ファイル ハンドルではなく、ファイルの内容を直接読み書きするために使用することはできません。代わりに、アクション作成関数に渡して、ルール実装関数でアクション グラフを構築します。詳細については、ルール ページをご覧ください。
map_each
関数を使用せずに File
が Args
オブジェクトに渡されると、path
フィールドの値が取得され、文字列に変換されます。
メンバー
- basename
- dirname
- 拡張機能
- is_directory
- is_source
- is_symlink
- オーナー
- path
- root
- short_path
- tree_relative_path
basename
string File.basenameこのファイルのベース名。これは、ディレクトリ内のファイルの名前です。
ディレクトリ名
string File.dirnameこのファイルを含むディレクトリの名前。path から取得され、常に実行ディレクトリを基準とする相対パスです。
拡張機能
string File.extensionこのファイルのファイル拡張子(右端のピリオド(.)は含まない)。ファイルのベース名にピリオドが含まれていない場合は空の文字列。
is_directory
bool File.is_directoryディレクトリの場合は true を返します。これは、ファイルが宣言されたタイプ(ctx.actions.declare_directory など)を反映しており、ファイルシステム上のタイプは異なる場合があります。
is_source
bool File.is_sourceソースファイル(生成されていないファイル)の場合は true を返します。
is_symlink
bool File.is_symlinkディレクトリの場合は true を返します。これは、ファイルが宣言されたタイプ(ctx.actions.declare_symlink など)を反映しており、ファイル システム上のタイプは異なる場合があります。
オーナー
Label File.ownerこの File を生成するターゲットのラベル。
None
を返す場合があります。パス
string File.pathこのファイルの実行パス(ワークスペースの実行ディレクトリを基準とする相対パス)。2 つの部分で構成されています。オプションの最初の部分はルートと呼ばれます(root モジュールも参照)。2 番目の部分は
short_path
です。ルートは無くてもかまいません。通常、生成されていないファイルでは空です。生成されたファイルの場合、通常は、ファイルのビルド時に使用されたターゲット CPU アーキテクチャなどの情報をエンコードする、構成固有のパスのフラグメントが含まれています。バイナリのランファイルにあるファイルがマッピングされているパスには、short_path
を使用します。
root
root File.rootこのファイルが存在するルート。
short_path
string File.short_pathこのファイルのルートからの相対パス。これには、前述のルート(パスの構成固有のフラグメント)は含まれません。これは、バイナリのランファイルにある場合、ファイルがマッピングされるパスでもあります。
tree_relative_path
string File.tree_relative_path祖先の is_directory フィールドが true の場合、祖先のツリーのルートを基準とするこのファイルのパス。
tree_relative_path
は、アクション コマンド(Args.add_all() など)でディレクトリの展開済みファイルにのみ使用できます。他のタイプのファイルの場合、このフィールドにアクセスするとエラーが発生します。